外科・消化器外科
尾原病院 外科は、東京女子医大学消化器外科の関連施設であり、
病院長を含めて合計3名の外科常勤医師で、消化器外科をはじめ一般外科まで日夜診療にあたっています。
近年、救急医療の崩壊が言われていますが、当院では積極的に救急医療に取り組んでおり、
急性胆嚢炎・胆管炎症例、消化管穿孔症例、吐下血症例に対しても積極的に救急を受け入れています。
特に下部消化管穿孔症例では、透析科の協力のもとにPMX,CHDFの血液浄化療法を積極的に併用し救命率も格段に向上しています。
また6年前から腹腔鏡手術を初めとした、新たな外科手術も導入しました。
腹腔鏡下胆嚢摘出術はもちろん、腹腔鏡補助下大腸切除術の件数も年々増加しています。
縮小・低浸襲手術を行う一方、切除困難な肝・胆道・膵癌や進行食道・胃・大腸癌には、
拡大手術や先進的な医療を取り入れ、抗癌剤治療等の集学的治療も積極的に行っています。
大腸肛門疾患については、大腸癌はもちろん炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の最新治療・手術にも取り組んでおり、
肛門疾患に対しても、症状に応じて硬化療法や入院・日帰り手術(ゴム輸結紮法、シートン法など)を選択いただくことが可能です。
乳腺疾患は最新のマンモグラフィー装置を備え、外来での診断のみならず、乳房温存手術も積極的に行っています。
通常の診療だけではなく、各医師が学会・研究会活動にも励み、
常にupdateを目指し、最新医療の情報・技術習得に積極的に取り組んでいます。
このように消化器外科を中心とした、ハイレベルな治療を提供させていただくとともに、皆様の信頼を得られるよう努力しています。
消化器疾患の治療におきましては、診断から治療のなかで、途中で他院へ転院することのない一貫した診療をお約束します。