医療ソーシャルワーカー(MSW)の仕事について

医療ソーシャルワーカー(MSW)の仕事について

医療ソーシャルワーカーのご案内

患者さんの気持ちに寄り添い、その患者さんの状況に応じたオーダーメイドの支援をしてみたい方、あなたの思いを私たちと一緒に形にしていきましょう!
とりあえず、私たちの気持ちを聞いてください!

尾原病院は一般病床49床、療養病床49床の地域の小さな病院です。
周囲は住宅や高層マンションも多数ありますが、高齢化の波は当然この地域にも押し寄せています。当院は市営地下鉄妙法寺駅から2分程度の好立地ですが、患者層としては80歳代以上のご高齢の方が多いです。準急性期、とりわけ慢性期疾患(の急性増悪を含む)が多くを占めています。
業務内容的には前方支援より後方支援の比重がやや大きめです。
外来部門では、現在救急部門の受け入れはほとんどありませんが、月に0~2例程度は他院への転院手続きの業務があります。また他院への外来予約、介護相談業務などがあります。前方業務としては、他病院、近隣診療所などからの受け入れ調整です。ここが当院の入院患者の大多数を占めている状況です。
当院では、脳梗塞後遺症やパーキンソン病などの難病による廃用症候群の患者さん、またそれに伴う誤嚥性肺炎後や感染症治療後の患者さん、糖尿病や血液透析患者さん、消化器系疾患、悪性腫瘍による終末期患者さん、また整形外科疾患の術後リハビリなど幅広く受け入れており、患者層は多岐にわたります。
急性期病院で長期化した患者さんや社会・経済的に退院支援が困難な方も少なからずおられます。そういう患者さんをサポートする難しさはこれを読んでおられる皆さんの方がよくご存知かもしれません。そしてその過程が困難であるからこそ、充実した達成感、感謝の言葉を受けた時の喜びもひとしおであることもまたよくご存じでしょう。当院では前医で不可能だと言われた自宅での看取りを調整した方もおられます。当院で親身になってそのメリットやデメリットなどMSWがお話しすることで決心された方もおられます。
経口困難と判断され転院したのちに経口可能となり、施設や自宅へ帰られた方なども数多くおられます。リハビリスタッフと協力し、退院前訪問なども積極的に行うことで、患者さんの実情に即した退院支援を常に意識しています。
これらはもちろん、決して一人の力でできることではありません。当院には、それを支える看護師やPT/OT/STなどのリハビリスタッフが気持ちをひとつに助け合い、また院外には好意的に理解してくださる方々がたくさんおられるために可能となることです。地域に根ざした病院だからこそ、時間に急かされた支援、画一的な支援ではなく、ある程度時間をかけてあなた本来の思いも組み込みながらできることです。
一方で、まだまだ設備環境が十分ではないことなど病院規模として不十分なところがあることも事実です。大きな病院のように各スタッフが常に充実しているわけでもないので、スタッフ間のコミュニケーション時間が多くは確保できない点は今後の大きな課題と考えています。

まだまだ成長の余地があるからこそ、新しい意見も取り入れつつ、より良い地域医療貢献ができればと考えています。

そして、あなたの思いを実現するためにあなたがこの病院に来て下さることを心からお待ちしています。

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